職場の耐震改修工事にともない、電源系も一新され、多くの電源を天井のレールから取ることができるようになりました。
リーラーコンセントも便利なのですが、学生の集まる研究室では、パソコンのためなどにたくさんのコンセントが必要で、結局テーブルタップをつけっぱなしにして使います。リーラーコンセントを「縮めて片付ける」必要がないわけです。そうなると、リーラーコンセントの大きな「アタマ」は、それこそそれに頭をぶつけるなど、かえってじゃまになってしまいました。
そこで、天井のレールにはコンセントプラグをつけて、たくさん口のある丈夫な電源タップを常設することにしました。
そこで選んだのがこれ。その辺の電気屋さんにあるやつでは、丈夫さと口数が足りないのです。こだわりです。
ちょっと遠くまで引き回すための、コードが 5m のやつです。
裏側です。磁石がついています。
レール直下の机に使うための、コードが 3m のものです。見かけはほとんど変わりません。
裏側です。
たかが電源タップ、されど電源タップ。こだわりの点は以下の通り。
- 3Pのコンセントがついている。アースは重要。アースの機会を失うのは最後の最後にする。
- 8口。とにかく多いのがよい。この製品はさらに贅沢に、少し離れて口が配置されているので、ちょっと大きめのACアダプタでも大丈夫。
- 丈夫なコード。長く乱暴に使ううちに、痛んできます。痛むと火災に直結。その辺の電気屋さんのはこれが心配です。
- 抜け止めなし。うちの学生たちは抜け止めの存在に気づきませんし、使い方もわかりません。むりやり力ずくで使って壊してしまいます。
- 通電ランプ。これが意外と便利。
- 底のマグネット。スチール部分に固定できます。今回のテーブルは天板がスチールではなかった。残念。
コード 5m のものを使って、天井にフックを設置して吊り下げ、少しはなれた机に給電しているところ。
しかしうちの学生たち、どうしてわざわざ、電源レールのないところに机を置きたがるのでしょうかね…。まあこれも考え方次第かもしれません。私などは元電気系なので、配線に合わせて室内配置を設計するのはあたりまえ、と思っているのですが、そうでない普通のひとにとっては、電源の都合にレイアウトが拘束されるなんて、トンデモないのかもしれません。
ただ…、コンセント差し口部分が、はやくもモノにうずもれてしまっているのが気になります…。