週刊誌タイプの製本の強い味方!: マックス 多機能スケール ナカトジール MC-140

資料のデジタル化が進んでいますが、まだまだ紙での資料作りの機会も多々あります。特に楽譜はまだまだ紙。

最近のコピー機は賢くて、A4 片面印刷の多ページ資料をフィーダーでちゃかちゃかっと読み込ませるだけで、「週刊誌タイプ」(中綴じ製本)に仕上げる機能があります。A3 両面に4ページを正しい順番で割り当ててくれるのです。ソート機能も組み合わされているので、積み重ねられたまま取り出して、真ん中から折るだけで、ちゃんとページ順になった仕上がり A4 サイズの小冊子ができてしまいます。

職場のコピー機、更新以前のメーカーは、中綴じのホチキス止めまで自動でやってくれたのですが、更新されて別メーカーになったら、ホチキス止めはうまくいかなくなってしまいました。いちおう機能としてはあるらしいのですが、トラブルが多くて使えない(;_;)。

しばらく、ホチキス止めはできずにいたのですが、最近思い立って検索してみると、ありました。それ用の安価な文房具が!!

定規兼、中綴じのホチキス止めのジグ、という製品です。

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ホチキスは一般のものを使います。ただし、口のところをパカッと 180度開くことのできる機種でなければなりません。

ジグだけ、というところがミソですね。自作しようかなと思っていたのですが、ホチキスの針を受けて折り曲げる部分が作れそうになく、断念していました。

今回はついでにホチキスも、推奨の機種を新調しました。でも安価です。

ホチキスを受けるジグの部分のアップです。よくできてます。さすがです。

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ホチキスを当ててみました。ホチキスはこのように口を180度開いて使います。

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さっそく、歌唱共通教材の資料を、ホチキス仕上げしてみました。上にかぶさっている鈎型のプラスチックと、その下の台の部分の間に、重ねた紙を挟みます。

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折り目を合わせる位置と、ホチキスのセンターになる位置に、直線で目印がついています。冊子としたときに外側となる、重ねた紙の折り目の「山」の部分をこの目印を合わせて、ホチキスをとめます。

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ホチキスを打ち終わりました。冊子としたとき内側になる「裏側」をみると、うまく針が折られ、とめられています。

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針を受けて折り曲げる部品が底についていて、位置合わせの目印もある、ということで、かなりラクに中綴じ製本のホチキスうちができます。以前完全手作業で同様の仕事をしていたときは、同じ厚さの本を 2 冊並べ、本のすきまにホチキスの針が落ちるようにして針を打ち、ひっくり返して手で針を折っていました。それに比べるとはるかに素早くできます。

ですがやはり、いくつかの点について注意しなければなりません。手作業と同じように、針の刺さる位置は正確に折り目に一致していなければなりません。少しでもずれていると、冊子にしたときにページの開閉がスムーズになりません。紙をたくさん重ねて、山折りの山を狙って針を打つので、このジグを使っても正確に当てるのはなかなか難しいです。

今回歌唱共通教材の冊子を 5 冊作りましたが、ページ数が結構多いこともあり、何回か失敗して、少し位置をずらして再度打ち直しました。このあたりは上達が必要でしょう。

さて、この「ナカトジ〜ル」、中綴じジグとしての機能の他に、定規としての機能もいくつか持っています。パッケージにたくさん書かれています。

パッケージの全体はこんな様子です。

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裏側はこんな感じです。詳しく説明が書いてあります。

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パッケージ表面のアップを順に載せて、機能の紹介をします。

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まず、中綴じジグの機能があります。

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側面は、直線定規と、波線定規になっています。それぞれ目盛り付きです。

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中綴じジグの反対側の端は、分度器とルーペになっています。波線定規のところには 1cm の間隔で小穴があいており、簡易コンパスとして円を描くことができます。

ここまでくると、もうてんこ盛り、という感じですね(^^;)。

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